綾ボタン工業株式会社
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 ユリア(尿素)樹脂ボタンの特性

 ユリア(尿素)樹脂は尿素とホルマリンをヘキサメチレンテトラミンという触媒で反応させたところへ充填材としてパルプを混合させて乾燥させた樹脂である。
 出来上がった樹脂は乳白色の半透明であるため、無機・有機顔料で容易に着色が可能である。ボタンとして使用する熱硬化性樹脂はユリア・メラニンとフェノールが主で。一度成型すると再生できないのが欠点である。
 製法過程でホルマリンを使用するため、成型品にホルムアルデヒドが残留(表1)することがあるが、高圧で成型した場合は乳幼児向けにもほとんど問題がない。またユーザー様からの要望があればホルムアルデヒドをほとんど除去することも可能である。
 ボタンとして成型したときも色彩が美しく、もっとも安価で他のプラスチックボタンに比べて抜群の強度(表2)を有するため、広く愛されている。しかし密度が高く硬いため染色は不可能で、ほとんどが先染めである。
 他のプラスチック素材と比較(表3)して堅牢度、耐候性、耐衝撃性、耐薬品性、耐熱性があり、ボタンとして好条件を備えている。
 なお、松下電工株式会社様より各種環境ホルモンのフタル酸・ダイオキシン類など67品目(1998,6,30松下電工株式会社様資料提供)については、一切含有されていないことも証明されている。また最近問題視されているポリ塩化ビニール、鉛、錫など10物質(2003,7,31松下電工株式会社様提供)も使用されていない。

表1

検査機関 年月日 検査番号 品名 ホルムアルデヒド 検査方法
香川県薬剤師会検査センター H2,1,17 NO3435 ボタン 検出せず 水40度C 300分
川崎テクノリサーチ(株) H2,1,23 89M-0047 ボタン AS 0.011 厚生省令 第34号
(財)日本紡績検査協会 H8,7,24 15933 ボタン 0.05以下 厚生省令 第34号

表2

曲げ強度
(kgf/mm)
曲げ弾性率
(kgf/mm)
たわみ量
(mm)
シャルビー衝撃強度 比重 耐摩耗性
(研磨紙AA150,W500g繰り返し2000回
17.17 904 3.59 5.54 1.5 0.11

表3

名称 耐熱温度 一般的特徴 染色堅牢度
ラクトボタン 130 動物性蛋白質の為、縮んだりホルムアルデヒドを検出するので、乳幼児には不向きである。 賛成染料で染色する、染色性は良いが吸湿性が高いので気をつけたい。
ナイロン樹脂ボタン 120 軽くて良い、白色が主流だが染色して使うことが多い。割れないが熱に弱い。 どんな染料でも染まる。粘りがあり割れにくい
アクリル樹脂ボタン 70 透明度に優れ光沢が良いが熱には非常に弱い。 ほとんど先染めである。比較的割れにくい
ポリエステル樹脂ボタン 130 光沢が良く最もポピュラーだが、石油製品の代表格、燃康人黒煙を出してよく燃える。 分散染料で温度を上げると染色し易い。衝撃には比較的弱い。
ユリア樹脂ボタン 問題ない 不透明だが色彩に優れた先染めで堅牢度に優れ、自己消化性で紳士ものによい。 全商品先染めで、色落ち堅牢度の心配は全くない。
エポキシ樹脂ボタン 130 接着性が良いんでABS樹脂や他のボタンに注入して使われる。 分散染料を使うが他の樹脂や金属と組み合わせるのであまり染めない。


   

 

 


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